第四章(続き):地面とは何か
富豪さんが教えてくれた第二の秘密は「地面を大事にすること」でした。
お前の足はどこにある? 自分が立っている土地に対して、ちゃんと敬意を表しているか?
「地面を大事にする」とは、まず自分が立っている土地・国への敬意を表すことです。日本に住んでいるなら日本へのリスペクト。バリ島に住んでいるならバリ島への感謝。その土地の文化・歴史・神様を尊重すること。
✦ 地面を大事にする3つの意味
① 自分が立っている土地・国への敬意
② 支えてくれる仲間・スタッフへの感謝
③ 成功の基礎(土台)を固めること
「布団に気をつけろ」——祖父の遺言
富豪さんは祖父から受け継いだ言葉を語ってくれました。
布団に気をつけろ。
この言葉の意味を、富豪さんはこう解説してくれました。
布団は「すべてを委ねて最も気が抜ける場所」。本当に気をつけるべきは近しい仲間やスタッフだ。ボスがメチャクチャなら一番近い人間が後ろから刺してくる。
祖父は実際に毒殺されました。最も信頼していた近しい人物によって。だからこそ、この言葉は富豪さんの人生の指針となっているのです。
建築物の哲学
富豪さんは「建築物」を例えに使って、地面の大切さを教えてくれました。
基礎ができていなければ高い建物はできない。どんなに美しいデザインでも、土台が弱ければ崩れる。人間関係も、ビジネスも、同じだ。
成功しても偉ぶらず、常に地面に座って仲間と同じ目線で話すこと。支えてくれる人たちへの感謝を忘れないこと。それが「地面を大事にする」ということです。
なぜ富豪さんは成功できたのか
富豪さんに「なぜあなたはここまで成功できたのですか?」と聞いた時、彼はこう答えました。
神様のおかげだ。そして支えてくれる仲間のおかげ。この土地のおかげ。私一人では何もできない。
学歴は関係ない。勉強は嫌いだったが、いつも周りには友達がいた。その友達を大切にし続けた結果が、今の自分だと言うのです。
✦ 富豪さんの成功の源泉
神様への感謝 + 仲間への感謝 + 土地への敬意 = 揺るぎない基礎
私はバリ島で毎日祈り続けました。「この土地で足が浮かず、迷わず良い導きを」と。その祈りは、まさに「地面を大事にすること」の実践だったのかもしれません。